無人島プロダクションその2「デジタル遊園地」 [芸術]
長崎県美術館で「デジタル遊園地」が開催されるそうです。
その中で無人島プロダクションがプロモーションしていく芸術家、八谷和彦さんの作品も展示されます。
八谷和彦さんって方は風の谷のナウシカで飛んでたグライダーみたいなのを実際に作って飛ぶ人です。
すごい。確かにすごいんだけど、会う前はマンガのものを現実にする芸術家・・・なら、次はタケコプターなんかな?とそういう作品ばかりなんだろうなと思ってました。
・・・誤解でした。
確かにナウシカの飛行機を実際に作って飛ばしたのが代表作ではありますが、それは全くの一面です。
美術館のカフェのテーブルに店員さんが集まって、うきゃうきゃやってたので
「何かな~」
と思って見てみると八谷和彦さんの作品でした。
テーブルが淡い液晶画面になってて透明のコースターを乗せるとはしゃぐ子供の姿が写ります。
コースターでおっかけていかないと子供(コロボックル)は去って行きます。
八谷和彦さんは店で流れる音楽ともコロボックルの動きがリンクしていると言ってました。
実際に展示室で展示される作品は音が鳴るとその方向、音量に合わせて色を変えて光るゲートです。
これらの作品を見ていると、
テーブルはカフェで使えそうだし、ゲートもコンサートで応用出来そうだし、
「盗作されないかな?」
と思うんですが、当の本人はあまり興味がないようです。
彼の作品は、現代美術の本に載せるには現実的だし、グッズ系の雑誌に載せるには観念的だし、
だからといっておしゃれなイケテル雑誌に載せるほど軽薄じゃないし、分かりやすくて思う以上に特殊です。
今後、音楽と芸術が飛び越えている無人島プロダクションでどういう展開をしていくか楽しみです。
写真で見ると、テーブルの中央に水が入っているようです。
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