ベイビー・シャンブルズinロンドン [UKロック]
今、ロンドンに留学中のうちの奥さんがベイビー・シャンブルズを観に行ったとのこと。
20時頃イスラム系の人だらけの駅に降り、会場へ向かいました。
会場は二つの部屋に分かれていて一つがバー、もう一つにステージがあります。
うちの奥さんはベイビー・シャンブルズを観るのが目的なので、バーには行かず、ステージへ向かいました。客はまだバーにみんないて、ステージ前には殆ど客がおらず前座のミュージシャンが歌っていたので、最前列を陣取って目当てのバンドが出演するのを待ちました。
遅れましたがベイビーシャンブルズというのはイギリスで人気があったリバティーンズというバンドに在籍していたピーター・ドハーティ(以下ピート)っていう人が組んだバンドです。かなりのヤク中ということと、リバティーンズではバンドとしては何度も来日しているのに、わがままなので彼自身は1度しか果たせていません。そういえばスーパーモデルのケイト・モスと付き合っていたので話題になりましたね(ピートの名前はほとんど出てきていませんでしたが)。
話はライヴに戻って、目的のバンドの前に弾き語りのミュージシャンが歌っていると客が「早く止めろ!」とブーイング。ミュージシャンは負けじと言い返しながら歌い終えたそうです。
とうとうベイビーシャンブルズの出番になると、さっきまで酒を飲んでた客がワーと前に集まりました。すると既に汗だくのピートが登場(何で?)。いざ始まるとアルバム同様に荒い音。
しかも、ピートが客に面白がってビールを掛けるので、客がピートに水掛け返す。
「てめぇなんで水かけんだ!」とピートが怒って客に掴みかかろうとするとスタッフが制止する一幕があるなど、とてもロックンロールなライヴだったようです。
日本にもアメリカにもいませんが、イギリスには歌が下手なのに歌手、ライヴを平気ですっぽかす歌手がいますがなぜかみんなとっても人気があります。ほっとけないってやつですね。
日本のライヴではペットボトルがステージに投げ込まれ演奏をやめてしまった見た目と違って繊細なロックバンドもいますしミシェルガン・エレファント、野次られて落ち込みそれをバネに後々頑張っているロックバンドもいますシュガー・ベイブ。
どちらがいいかは人それぞれですが、結果的にはライヴの反応がいいように見えて次のツアーには客が来ない日本より、反応がはっきりしているイギリスに方がミュージシャンにとってはいいかもしれません。
しかし、ライヴが終わった後、夜中の2時に街中で一人、始発列車を待つのは危ないです。
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